美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】夜こそ美しさを育てる時間。忙しい女性の“夜美容”ルーティン

仕事、家事、育児、プライベート……。毎日を駆け抜ける女性にとって、「夜」は唯一、自分に戻れる大切な時間かもしれません。肌も心も日中の刺激を受け続けているため、少しでも癒してあげたいもの。夜の過ごし方ひとつで、“翌朝の肌・表情・気持ち”は驚くほど変わります。今回は、忙しい女性でも無理なく取り入れられる“夜美容ルーティン”をご紹介します。

   

疲れている女性の画像

     

夜は“美しさを育てる”ゴールデンタイム

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌の修復が活発になる時間帯。特に“寝ついてから最初の深いノンレム睡眠”が、翌朝の肌状態を大きく左右するといわれています。また、副交感神経が優位になり、心身がリラックスしやすいのも夜ならでは。肌がゆるみ、スキンケアがなじみやすい時間でもあります。つまり、夜はただ休むだけの時間ではなく、美しさをつくるための“育てる時間”。毎日の少しの工夫で、肌も心も整っていきます。

     

一日の疲れをリセットする夜時間の整え方

自律神経の乱れは、お肌や体調、メンタルにさまざまな影響を及ぼします。 ここでは、自律神経の乱れによって起こりやすい代表的な不調を紹介します。

照明を落として脳をリラックスモードに
明るすぎる照明は脳を覚醒させ、眠りを妨げることがあります。寝る1時間前にはオレンジ系の温かい光に切り替え、部屋を少し暗くするのがおすすめ。副交感神経が優位になり、心の緊張がゆるんでいきます。お気に入りのキャンドルや間接照明を使えば、より心地よい空間に。

スマホオフで心をクールダウン
スマホのブルーライトや情報刺激は、脳を覚醒させ、睡眠ホルモン・メラトニンの分泌を妨げる可能性があります。寝る30分前だけでもスマホを置いて、ゆっくり呼吸する時間をつくってみましょう。スマホから離れるだけで、翌朝の肌の調子や眠りの深さが変わる人も多いはずです。

忙しい女性でもできる夜美容習慣

美容にたっぷり時間をかけられなくても大丈夫。“続けられる小さな習慣”こそが、翌朝の美しさを育てます。ここでは、特に取り入れやすい夜の美容習慣をご紹介します。

湯船でじんわり血流を整える
38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分浸かるだけで、血行が促進され、くすみやむくみの改善に。アロマオイルを加えれば、心まで癒される“温め美容”に早変わり。忙しい女性は交感神経が高まりがちなため、湯船に浸かる習慣は睡眠の質を高めるサポートにもつながります。

ながら保湿でうるおいをキープ
お風呂上がりは肌が最も乾燥しやすいタイミング。“3分以内の保湿”を意識して、テレビを見ながら、音楽を聴きながらの“ながら美容”でOK。化粧水→美容液→乳液の順に丁寧にハンドプレスすることで、翌朝のふっくら感が変わります。少しゆっくり、丁寧に行うだけで肌は応えてくれますよ。

睡眠中の肌再生を助けるナイトケア
夜は肌の回復が進むため、保湿・補修アイテムを使うのに最適な時間帯です。

・ナイトクリーム
・美容オイル
・スリーピングパック

などを取り入れれば、寝ている間に“集中ケア”が可能。乾燥が深まる季節は、オイルを1〜2滴プラスして保湿力を底上げするのもおすすめです。

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悩む女性の画像

夜の一杯で内側から巡りをサポート
白湯やハーブティーは胃腸を落ち着かせ、体と心をほっとゆるめます。

・カモミール(リラックス)
・ルイボス(巡りサポート)
・ジンジャー(冷え対策)

など、その日の体調に合った“夜の一杯”を選んで、内側から整えましょう。温かい飲み物をゆっくり味わうことで、夜時間がより豊かなものになります。

     

美しい眠りが明日の肌をつくる

睡眠の質は、そのまま“肌の質”につながります。ここでは、眠りの質を高める簡単な方法を2つご紹介します。

寝る前の5分ストレッチで快眠準備
肩周りや背中をゆっくり伸ばすだけで、呼吸が深まり、体が睡眠モードに切り替わります。疲労物質が流れやすくなり、翌朝の体の軽さも変わります。“たかが5分、されど5分”。続けるほど睡眠の質が変わるので、ぜひ今日から始めてみましょう。

深呼吸と香りで自律神経を整える
ラベンダーやゼラニウムなどのアロマは、心の緊張をほぐし、寝つきをよくしてくれます。香り×深呼吸は“最強の快眠コンビ”。少し贅沢な気分になれるのも嬉しいポイントです。忙しい女性こそ取り入れたいルーティンです。

まとめ

夜は、ただ寝るだけの時間ではなく、美しさを育てる大切な時間。完璧なケアは必要ありません。 小さな習慣の積み重ねが、明日の肌・気持ち・体の軽やかさをつくります。忙しい毎日の中で、少しだけ“自分を労わる夜”を取り入れてみてくださいね。

2025.11.19

 

<執筆者>
西野真由美/フリーライター
ブライダル業界の法人営業経験を経て2018年にフリーライターとして独立。女性向けコラムを多く執筆し、現在では幅広いジャンルにてライティングとディレクションを行う。医療美容のジャンルでの執筆経験も多数あり。読者の悩みに寄り添い、解決に導くための文章を得意としている。
https://writermayumi.edire.co/

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