美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-
季節は秋。厳しい暑さもようやく終わり、過ごしやすい季節になりましたね。秋といえば「食欲の秋」! 夏バテで疲れ切った消化器官も少しずつ調子を取り戻し、食欲が増しやすいこの時期には、体にやさしい食べ物を意識して選びたいものです。 今回は、美肌や腸活に良いとされる秋の食材をご紹介。美味しいだけでなく、体の内側からキレイをサポートしてくれる、おすすめの食材をピックアップしました。

秋は“美容食材”の宝庫
秋に旬を迎える食材はたくさんあります。果物なら柿やりんご、魚ならサンマや秋鮭、そしてきのこ類も秋の代表的な食材です。 これらは日常的に取り入れやすく、しかも美容効果が高いのが特徴。さらに、旬の食材は比較的手ごろな価格で手に入ることが多いため、お財布にも優しいのがうれしいポイントです。 これから気温が下がり、お肌の乾燥が気になる季節に入るからこそ、それぞれの食材のメリットを知り、効果的に摂取していきましょう。
美肌&腸活に効く!秋の代表食材4選
ここでは、秋に旬を迎える食材の中でも、手に入りやすく手軽に摂取できる4つを紹介します。 【サツマイモ】腸内環境を整えて美肌をサポート 秋といえばサツマイモ。焼き芋はもちろん、スイートポテトなどスイーツにも使いやすい食材です。サツマイモは「低GI食品」であり、血糖値の急激な上昇を抑えるため、ダイエットにも適した炭水化物です。 また、食物繊維が豊富で便秘解消にも効果的。さらに、ヤラピンという成分が腸の働きを促すため、腸活にもぴったりの食材といえます。ビタミンCも多く含まれ、肌荒れやシミの予防に効果的。しかも、サツマイモのビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。 【かぼちゃ】βカロテンで抗酸化&乾燥肌対策 煮物や天ぷらなどでおなじみのかぼちゃは、美肌と腸活にうれしい秋の代表食材。豊富に含まれるβカロテンには強い抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変わって免疫力の向上やアンチエイジングに貢献します。皮膚や粘膜を健やかに保ち、秋冬に気になる乾燥から肌をしっかり守ってくれます。 【きのこ】ビタミンB群&Dで代謝UP&腸活に◎ 秋の味覚といえば、きのこを使った鍋料理も定番ですね。きのこは美容面でも非常に優秀な食材です。美容ビタミンとも呼ばれるビタミンB2が豊富で、皮膚のターンオーバーを促進し、健康な肌づくりをサポートします。 さらに、きのこに含まれる抗酸化成分は肌の老化を防ぎ、若々しさをキープ。 また、ビタミンDには腸の粘膜を保護し、腸壁を強化する働きがあります。特にまいたけはビタミンDを多く含むのでおすすめです。そして何よりうれしいのは、低カロリーでありながら栄養価が高いこと。美容や腸活の強い味方です。 【柿】ビタミンCとポリフェノールで美白&むくみ解消 秋にしか味わえないフルーツといえば柿。柿にはビタミンC、βカロテン、ポリフェノール、食物繊維など、多くの美容栄養素が含まれています。ビタミンCとβカロテンはシミやそばかすの予防、肌のトーンアップに効果的。さらに、カリウムが豊富で、むくみ解消にも◎。食物繊維も多く、腸内環境を整える効果も期待できます。

秋食材を美容に活かすコツ
秋の食材を日々の食事に取り入れる際は、無理なく続けられる方法を意識することが大切です。どんなに効果の高い食材でも、同じ調理法ばかりでは飽きてしまいます。レシピのバリエーションを増やし、楽しみながら続けるのがおすすめです。 また、調理法によって栄養価が変化することもあるため要注意。たとえばビタミンCは一般的に熱に弱いですが、サツマイモの場合はでんぷんがビタミンCを守ってくれるため、加熱しても安心です。このように、それぞれの栄養素の特徴を理解して取り入れることが、美容効果を最大化するコツです。
まとめ
旬の食材は、美味しくて手に入りやすいだけでなく、美容と健康にもメリットがたくさん。それぞれの栄養素の働きを知り、意識して取り入れることで、より効率的に“食べてキレイ”を叶えることができます。秋の味覚を楽しみながら、体の内側からしっかり調子を整えていきましょう。 2025.10.29
<執筆者>
西野真由美/フリーライター
ブライダル業界の法人営業経験を経て2018年にフリーライターとして独立。女性向けコラムを多く執筆し、現在では幅広いジャンルにてライティングとディレクションを行う。医療美容のジャンルでの執筆経験も多数あり。読者の悩みに寄り添い、解決に導くための文章を得意としている。
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