美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】10月はシミが増える?今こそ美白の大事な季節

なんだか最近、鏡を見るたびに「あれ、シミが増えた?」と感じることはありませんか?夏の間、どれだけ日焼け止めを塗って気をつけても、紫外線のダメージは少しずつ蓄積されてしまいます。秋になり、夏に日焼けした肌の色素が落ち着くタイミングで、一気に肌のくすみやシミが目立ってくることもあります。

   

美白の画像

     

なぜ秋にシミや色ムラが目立つの?

夏の日差しをたっぷり浴びた肌は、気をつけていても全体的にうっすら日焼けしています。その色素が、お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)で落ち着き、元の肌色に戻るのがおおよそ10月ごろ。このタイミングで、日焼けの影響で目立ちにくかったシミや、夏のダメージでできた色ムラが「こんにちは!」と顔を出してくるのです。

     

美白は「予防」が8割です

シミケアと聞くと「今あるシミを消す」ことをイメージする方も多いかもしれません。しかし実際には、美白ケアの一番の目的は「これ以上シミを作らせないこと」。つまり、シミの「予防」が8割なのです。シミの元になるメラニン色素は、紫外線だけでなく、日々の摩擦やニキビ・湿疹・虫刺されといった肌の炎症でも作られます。
本来メラニンは紫外線などの刺激から肌の細胞を守るために作られる「自前の日傘機能」ですが、過剰につくられたり、排出されずに肌にとどまるとシミにつながってしまいます。

そのため、美白ケアでは「紫外線・摩擦・肌荒れ」を減らすこと、そしてターンオーバーを整えてメラニンがスムーズに排出されるようサポートすることが大切です。そうすることで、今あるシミの悪化を防ぎ、場合によっては薄くする効果も期待できます。そして何よりも、未来のシミを防ぐことにつながるのです。

スキンケアの画像

美白ケアの正しいステップ

1. 徹底した保湿でバリア機能を高める
秋の肌は乾燥によってバリア機能が低下しがちです。乾燥を感じるときは、化粧水や乳液、クリームでしっかりと保湿してあげましょう。肌の土台が整っていないと、美白成分も効果を発揮しにくくなります。特にセラミドやヒアルロン酸など保湿成分が豊富なアイテムがおすすめです。

2. 美白有効成分配合のアイテムを取り入れる
乾燥や敏感症状がなく肌が安定しているなら、美白成分入りのアイテムをプラスしてみましょう。代表的な成分をご紹介します。

・ビタミンC誘導体
メラニン生成を抑えるほか、還元作用でシミを薄くし、抗酸化作用やコラーゲン合成のサポート効果も。

・トラネキサム酸
炎症を抑え、肝斑や炎症後の色素沈着にもアプローチ。

・アルブチン
植物由来の美白成分で、メラニンの過剰生成を防ぐ。

・ウメ果実エキス
抗酸化・抗糖化作用により、紫外線やストレスによるくすみや黄ぐすみにアプローチ。

自分の肌悩みに合わせて選ぶのも良いですし、まずは使い心地の良いものから試してみるのもおすすめです。

3. 秋冬も「日焼け止め」はマストです
「涼しいから大丈夫」「曇っているから安心」と思っていませんか? 実は紫外線は一年中降り注いでいます。特にシワやたるみの原因となるUV-A波は、曇りの日や室内でも窓ガラスを通り抜けて肌に届きます。毎日、顔や首の後ろ、手元までしっかり日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。

自分のお肌を好きになるために

くすみやシミが増えると、気持ちまで沈んでしまうもの。ですが大切なのは、「シミをつくる原因を減らし、今日からどうケアしていくか」です。秋の肌は夏のダメージから回復しようとしているデリケートな時期。ここでしっかりケアをすれば、冬の乾燥悪化を防ぎ、透明感のある明るい肌へと導けます。
まずは保湿を徹底し、ご自身に合った美白アイテムをひとつ取り入れてみましょう。そして何よりも「毎日楽しく続けること」。それこそが美肌への一番の近道です。「最近、肌の調子がいい!」と実感できる自分を目指して、一緒に美白ケアを頑張っていきましょう!

2025.10.14

 

<執筆者>
永松麻美/エステ講師
https://suhada-salon.com

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