美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-
「えっ、髪がギシギシ…!」ブラシが通らない、手触りがゴワつく‥。そんな経験はありませんか? 特に、夏の間にプールや海水浴など、思い切りアクティビティを楽しんだ後は髪のダメージに悩まされがち。今回は髪のダメージに悩むあなたへ、ダメージの原因や対処法についてくわしく解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
プールで髪が傷む理由
夏は屋外プールに行く機会が増えますが、そこで受けるダメージは想像以上です。 主な原因は塩素と紫外線。プールの水に含まれる塩素はキューティクルを開かせ、内部のケラチンを流出させてしまいます。 また、屋外プールの場合は紫外線によるダメージも大きくなります。紫外線は肌だけでなく髪のにも悪影響。塩素によりキューティクルが開いた状態になっているところに紫外線を浴びてしまうことで、さらなるダメージを与えてしまうのです。
海水浴で髪が傷む理由
この夏、海水浴を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。ですが、海水もまた髪にダメージを与える要因になります。海水には塩分が含まれており、プールの水と同じようにキューティクルを開かせてしまいます。これにより、髪が乾燥してしまい、指通りが悪くなってしまうのです。 また、ビーチには日陰がないため、パラソルなどを使用していない限りは紫外線を直接浴びてしまいます。これにより、紫外線と海水のダブルパンチを受け、髪にかかる負担は非常に大きくなります。
傷んだ髪は元に戻るの?
「傷んだ髪を元通りにしたい!」と思っても、残念ながら一度傷んだ髪は元には戻りません。実は、髪は死んだ細胞の集まりなので、そもそも自己再生する力を備えていません。爪と同じですね。傷んだ髪が元通りになる、といった謳い文句で販売されているトリートメントやサロンのケアなどはありますが、厳密に言えば「元通り」になるわけではなく「ダメージを目立たなくする」効果を意味しています。
髪がギシギシ!今からできる5つのこと
では、夏のアクティビティでギシギシになってしまった髪にできることはあるのでしょうか? ここからは、傷んでしまった髪に今からでもできる5つのことについて紹介していきます。ダメージを少しでも目立たせないこと、またさらなるダメージを防ぐ目的において非常に有効な方法なので、ぜひ日々のケアに取り入れてみてくださいね。 1.保湿力の高いシャンプー・コンディショナーでケア ダメージヘアの補修に特化したシャンプーやコンディショナーで髪をケアすることで、ギシギシの髪を変えていくことは可能です。 特にあまり深く考えずこれまでシャンプーを選んでいた方も多いかもしれません。ですが、毎日使用するシャンプー、コンディショナーのチョイスは非常に重要なポイントです。 「ナチュール クレンジングシャンプー」のように、美容液で洗う発想のものを選ぶのもおすすめ。アミノ酸系洗浄成分でやさしく髪の汚れを取り除き、コンディショニング成分が頭皮と髪に潤いを取り戻してくれます。 「ナチュール モイストトリートメント」をあわせて使用することで、さらに高い効果が見込めますよ。 ダメージ自体を元に戻すことはできませんが、保湿成分を髪に与えることで、手触りの良いツヤのある髪に近づけていくことができるのでおすすめです。 2.シャンプー後は完全に髪を乾かす ダメージヘアの改善に欠かせないのが、髪を洗った後はすぐに乾かす習慣です。 シャンプー後、タオルドライをしたままの状態でしばらく放置してしまう方は少なくありません。しかし、濡れている髪はキューティクルが開きやすく、摩擦や外部刺激にとても弱い状態です。 さらに、濡れた髪は頭皮の雑菌が繁殖しやすくなるため、結果的にかゆみや臭いの原因になることも。髪を洗った後は、なるべくすぐに完全に乾かす習慣を身につけましょう。 3.髪の紫外線対策を徹底する 日頃から紫外線対策を入念に行っている方も多いでしょう。ただ、その多くが髪ではなく肌へのダメージを防ぐことを目的としているかもしれませんね。 紫外線は髪にダメージを与える大きな要因のひとつです。お顔だけでなく、髪の紫外線対策もしっかりと行いましょう。 帽子をかぶる、日傘を使用するなどの対策はとても効果的です。季節が秋に移ってからも紫外線は決してゼロになることはありません。毎日できる限り紫外線から身を守ることを意識しておきましょう。 4.ヘアアイロンの使用を控える 日常的にヘアアイロンを使用している場合は、少し使用頻度を控えると良いでしょう。 ヘアアイロンは、髪に熱と摩擦によるダメージを与えてしまうため、髪の状態がよくないときは使用を控えることを強くおすすめします。 どうしても使用したい場合は、ヘアアイロン前に使用する保護スプレーやヘアオイルなどを併用すること。これでダメージは多少軽減されますよ。 5.ヘアサロンでのスペシャルケア 美容室では、さまざまなトリートメントメニューがあります。内容により料金もかなり変わりますが、髪質に合ったトリートメントはホームケアとは比較にならないほどの効果が期待できることも。 サロントリートメントを月に1度おこなうことで、髪質は今より断然良い状態をキープしやすくなるはずです。まずは一度ご自身の髪に適したサロントリートメントを試してみて、その効果を感じてみると良いですよ。まとめ
今回は、ダメージでギシギシになってしまった髪への対処法について紹介しました。 髪は一度傷んでしまうと元には戻りません。ただ、ダメージをうまく補修し、少しでも潤いのあるつややかな髪へと近づける方法はたくさんあります。日頃のケアを入念に行い、少しずつ髪の健康を取り戻していきましょうね。 2025.9.3
<執筆者>
西野真由美/フリーライター
ブライダル業界の法人営業経験を経て2018年にフリーライターとして独立。女性向けコラムを多く執筆し、現在では幅広いジャンルにてライティングとディレクションを行う。医療美容のジャンルでの執筆経験も多数あり。読者の悩みに寄り添い、解決に導くための文章を得意としている。
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