美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】今こそ見直しを!秋の大人肌のくすみを改善する洗顔法を今夜から試そう

季節の変わり目である今、大人の女性にとって、肌のケアは非常に重要です。この時季は肌が不安定になりがちで、特にくすみや毛穴が目立つことがあります。そんな悩み肌を輝かせるためには、まず「洗顔」を見直すことが必要不可欠。今回は、敏感肌の方でも安心して取り入れられる洗顔の方法や、肌くすみ改善のための専門的なアプローチを紹介します。

   

洗顔女性の画像

     

夏から秋にかけての肌は、敏感肌と心得て

夏の紫外線ダメージに加え、汗や皮脂分泌が増えたことで、肌はバリア機能が低下しがちです。特に30代後半から肌はターンオーバーのサイクルが遅くなるため、古い角質が蓄積し、肌の表面がくすんで見えることが多くなります。また、気温や湿度が下がり始める秋は、肌が急に乾燥しやすくなり、外的な刺激に敏感になることが特徴です。結果として、肌がごわつき、くすみがより目立つようになるのです。

     

落とすこと&洗顔の大切さ

スキンケアといえば、与えるケア(保湿や美容液)に注力しがちですが、実は「落とすケア」も同じか、それ以上に重要です。特に夏を乗り越えた肌は、古い角質や余分な皮脂が残りやすく、これがくすみや炎症の原因となります。しかし、敏感肌に傾いたこの時季の肌では刺激が強すぎる洗顔やピーリングは避けるべきです。適切なクレンジングと洗顔で、不要な汚れをやさしく、しかし確実に取り除くことが、美容成分の吸収を促進し、透明感のある肌へ導くカギになります。

洗顔料を泡立てる画像

秋肌を健やかに導く洗顔ステップ

敏感肌向けの洗顔は、できるだけ肌のバリア機能を守りつつ、くすみの元となる汚れをしっかり落とすバランスが重要です。次の手順で、刺激を抑えつつ効果的に洗顔しましょう。

【STEP1】低刺激の洗顔料を選ぶ
アルコールや合成界面活性剤が含まれていない、低刺激処方の洗顔料を選びましょう。特にヒアルロン酸やアルガンオイルなどの保湿成分配合の洗顔料は、バリア機能をサポートします。

【STEP2】たっぷりと泡立てる
洗顔料はしっかりと泡立てましょう。手が直接肌に直接触れないように、泡で優しく洗うのがポイントです。これにより、摩擦による刺激を最小限に抑え、肌に負担をかけずに汚れを取り除くことができます。また、固形ソープは、アルコールや合成界面活性剤を含まないものが多く、泡立ちが良いアイテムも豊富ですのでお気に入りの一品を用意しておくと良いでしょう。

【STEP3】時間をかけすぎない
洗顔は1分以内に済ませることが理想です。秋の肌が敏感であることが多いため、熱いお湯や洗浄成分の長時間接触で刺激を受けやすく乾燥しやすくなります。洗顔は極力短時間で行うよう心がけましょう。

【STEP4】ぬるま湯ですすぐ
この時季のすすぎは32~34℃のぬるま湯が最適です。冷水では汚れが残りやすく、熱いお湯は肌のうるおいを奪ってしまうため、適温でしっかりと洗い流します。すすぎ残しは肌トラブルの元になるので、髪の生え際やフェイスラインも注意しましょう。

   

洗顔した女性の画像

 

汚れを落とした真っさらな肌にスキンケア成分を

洗顔後の肌は、特に乾燥しやすい状態にあります。この時季は「保湿強化」がカギとなります。入念に行うことで秋、そして来る乾燥の季節の肌を健やかに保ちます。

【ポイント1】セラミドやヒアルロン酸配合の保湿剤を使う
洗顔後はすぐに、グリセリンやヒアルロン酸、スクワランなどの保湿成分が豊富な化粧水やジェルクリームを使用しましょう。肌のバリア機能を強化し、外部からの刺激を防ぐことができます。

【ポイント2】スペシャルケアとして角質ケア
敏感に傾いた肌でも使える低刺激の酵素洗顔や、週に1度のゴマージュを取り入れると、古い角質を優しく除去し、くすみ改善に役立ちます。特に年齢を重ねた肌はターンオーバーが遅れるため、洗顔ブラシを用いた定期的な角質ケアが肌の透明感を取り戻す助けとなります。ただし、過剰なスクラブや強力なピーリングは避けましょう。

【ポイント3】夜の保湿強化
夜は一日の中で肌の修復力が最も高まる時間帯です。もし十分な保湿を行なっても乾燥が気になる場合は、このタイミングでリッチなクリームやナイトマスクを使い、肌にたっぷりと栄養と潤いを補給しましょう。

    

化粧水をつける画像

 

まとめ

この時季の洗顔は肌の健康を守るための基礎です。紫外線ダメージや乾燥によってくすみが気になる場合、落とすケアの見直しが重要です。肌を優しく労わりながら、不要なものをしっかり落とすことで、化粧水や美容液が効果的に浸透し、肌の透明感を高めることができます。ぜひ、今夜から洗顔の方法を見直してみてください。きっとくすみレスな肌と出合えるはずですよ。

2024.9.27

 

<執筆者>
小西俐舞ナタリー / 一般社団法人日仏ビヤンネートル協会代表

パリで生まれ育ち東京で暮らしながら、美容媒体編集者として培った知識と経験を元に同協会を設立。FMラジオパーソナリティやエルオンライン、マリ・クレールなどを通じてフランスと日本の最新トレンドやオリジナルのビューティメソッド、「ビヤンネートル」にまつわる情報発信を行う。

https://institut-du-bienetre.com

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