美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】はじめるなら今! 冬から春にかけてのブライトニング&美白ケアについてのステップを知ろう

冬のスキンケアといえば保湿ケアがメインとなりますが、実は美白ケアを始める絶好のタイミングと言われています。早速、その理由と具体的なステップ、おすすめの成分をチェックしていきましょう。

   

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冬の後半戦こそ、美白ケアを始めるチャンス!

透明感溢れる肌に欠かせない美白ケアですが、季節ごとにその方法や力の入れ方は変わってきます。例えば、夏に蓄積されたメラニンが肌に沈着し、シミやソバカスとして現れるのは秋から冬にかけてです。紫外線量が少ない冬に入念に美白ケアを行えば、肌のターンオーバーが正常化し、メラニンが排出されやすくなります。冬が美白効果を実感しやすいと言われているのはこのためです。

特に2月は1年の中で紫外線量が最も少ない時期です。まだ肌のダメージが蓄積していないこの時期に美白ケアを始めることで、シミやくすみのない透明感のある肌を目指せるのです。まさに、本腰を入れて美白ケアを行えるのは“今”ということになります。

    

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美白とブライトニングの違いについて

日本では古くから、白く透き通るような肌が理想とされてきました。こうした文化的な背景から、日本には「美白」という言葉が誕生し、シミやくすみをなくし、肌を白くすることに重点を置いたスキンケアが主流となりました。一方、海外には多民族国家が多く、肌の色も様々であるため、一概に「白くする」というよりは、肌全体の透明感を高め、健康的に肌を明るく見せる「ブライトニング」という言葉が使われる傾向があります。

近年では日本でも「美白」に加えて、「ブライトニング」という言葉が使われるようになってきました。これは単に肌を明るくするだけでなく、透明感やツヤのある肌を目指す人が増えているためです。美白とブライトニングは、言葉のニュアンスに若干の違いがありますが、どちらも肌を明るく美しくするためのスキンケアであることに変わりはありません。自分の肌悩みに合わせて、適切なスキンケアを選びましょう。

実は日焼けだけじゃない!?肌をくすませる原因とは

肌がくすんでトーンダウンする原因の筆頭として挙げられる紫外線。しかし、日焼け以外にも肌のくすみには様々な原因が潜んでいます。代表的なものは、乾燥、血行不良、糖化、角質の蓄積、睡眠不足、ストレスなどが挙げられます。一つずつ、確認してみましょう。

乾燥…肌のターンオーバーを乱し、古い角質が肌表面に蓄積することでくすみを引き起こします。血行不良…肌細胞への酸素や栄養素の供給が滞り、くすんで見えてしまう原因に。

糖化…過剰な糖質の摂取によって肌のタンパク質が変性し、黄ぐすみを引き起こします。

角質の蓄積…古い角質が肌表面に留まることで、肌の透明感を低下させます。

睡眠不足&ストレス…ホルモンバランスを乱し、くすみを引き起こす要因に。

日焼け対策に加えて、これらの原因に合わせた対策を行うことで、より効果的にくすみを解消することができます。

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冬の今から始めるおすすめケアと気をつけたいこと

冬は紫外線量が少なく美白ケアに最適な時期ですが、日焼け止めを怠ると、わずかな紫外線でもシミやソバカスが発生する可能性があります。そのため、冬でも日焼け止め、もしくはSPF入りの化粧下地、あるいはパウダーを塗って紫外線対策を徹底することが重要です。

冬の美白ケアで特におすすめなのが、アルブチンとトラネキサム酸をW配合した薬用美白クリームです。これらの有効成分は、メラニンの生成を抑制し、シミ・ソバカスを防ぐ効果があります。 一方で、この時季に気をつけたいのは乾燥と花粉です。乾燥は肌のターンオーバーを乱し、くすみの原因となるため、丁寧な保湿は欠かせません。保湿力の高い化粧水で肌の水分ルートをつくり、さらにその上に美白有効成分を重ねることで、効果的に美白効果を実感できます。

また、2月からは花粉の飛散も始まるため、敏感肌の人は特に注意が必要です。肌が敏感な場合は、低刺激性の化粧品を選ぶようにしましょう。

内側から輝く肌に!肌に良いとされる食材とは

日々のスキンケアに加えて内側からのケア、つまり食事も肌を作る上では重要な要素です。美白におすすめな栄養素はビタミンE、ビタミンC、そしてビタミンB群です。

まず、ビタミンEには抗酸化作用があり、シミやソバカスの原因となる活性酸素を除去する効果があります。食材としてはアーモンド、アボカド、うなぎなどに含まれます。次に、みなさんにとっておなじみのビタミンCは、メラニンの生成を抑制し、シミやソバカスを防ぐ効果があります。柑橘類やキウイ、ブロッコリーなどに含まれますので、積極的にとりましょう。

最後に、ビタミンB群は肌のターンオーバーを促し、くすみ軽減に良いとされています。豚肉やレバー、玄米に含まれていますが、特に玄米はミネラルも豊富に含んでいます。主食となる白米を玄米に変えるだけで手軽にとることができるので、早速実践してみましょう。

   

キウイ・アボカドの画像

 

おわりに

冬の美白ケアは、スキンケアに加えて食事や睡眠などのライフスタイルの見直しも重要です。季節の変わり目でストレスが溜まったと感じたら、意識して睡眠をたっぷりとるようにしましょう。内側からと外側から美白ケアを行うことで、より効果的に透明感のある明るい肌を目指してみてくださいね。

2024.2.15

 

<執筆者>
小西俐舞ナタリー / 一般社団法人日仏ビヤンネートル協会代表

パリで生まれ育ち東京で暮らしながら、美容媒体編集者として培った知識と経験を元に同協会を設立。FMラジオパーソナリティやエルオンライン、マリ・クレールなどを通じてフランスと日本の最新トレンドやオリジナルのビューティメソッド、「ビヤンネートル」にまつわる情報発信を行う。

https://institut-du-bienetre.com

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