美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】「眉毛が描きづらい…」と感じたら必見!今日から試したい眉毛の描き方簡単4ステップ

顔の美しさを左右する重要なパーツといえば「眉毛」。表情を引き立て、顔全体の印象を大きく左右するといっても過言ではありません。しかし、年齢を重ねてるにつれ、眉や眉を支える表情筋に変化が起こるため、眉毛を描くときに扱いにくさを感じることも。今回の記事では、年齢を重ねるごとに変化する眉について、描きやすい方法のご紹介や、おすすめのアイテムについて深く掘り下げてみましょう。

アイブロウの画像

     

眉毛がうまく描けなくなる理由

大きな理由として考えられるのは、「加齢」です。髪の量が少しずつ減ってしまうのと同様に、生活習慣の乱れやホルモンバランスの変化、毛根の状態の変化などによって、眉の毛量が減ると考えられています。

さらに、過去に細い眉が流行した時代に、過度に眉毛を抜きすぎたことが原因で、眉毛が元通りに生えてこなくなることもあります。眉は自由に形を整えることができるパーツなので、多くの方が一生懸命に眉毛を整えた経験があるかもしれません。しかし、過度に眉毛を抜きすぎると、自然な眉の形状が乱れてしまうこともあります。もし現在も、頻繁に眉毛を抜いている場合は、眉の健康を保つために普段のケア方法を見直すことをおすすめします。

また、「表情筋のたるみ」も眉毛を描くのが難しくなる一因となります。筋肉のたるみが眉の位置を下げ、それにより、これまでの眉に描き方に対して違和感が生まれてしまうのです。さらに、私たちの顔の表情のクセも、おでこや目元に影響を及ぼします。長いマスク生活や特定の表情の習慣が、加齢とともに弱まった表情筋に影響を与え、眉まわりのたるみや下垂を引き起こしているのです。

   

たるみが気になる女性の画像

       

おすすめアイテムと眉の描き方をマスターしよう

年齢を重ねると、眉の毛量も自然と減ってしまうため、今までと同じ描き方では不自然な眉に仕上がってしまうこともあります。現在の眉の状態に合った描き方をアップデートして、ナチュラルな眉を取り戻しましょう。

【用意するもの】
パウダータイプのアイブロウアイテムがおすすめ アイブロウ製品の選択は、眉の状態により、それぞれ異なります。それによって、自然な眉を作り出すことができます。たとえば、ご自身の眉が以前よりもボリュームを失ったと感じたら、広範囲にわたって眉毛のボリュームを一気にアップさせることができるパウダータイプのアイブロウが最適な選択といえるでしょう。

現在、アイブロウパウダーは様々なものが発売されていますが、単色よりも多色セットを選ぶと、各色を混ぜてグラデーションを作ることが容易になり、ボリュームを出すのも簡単になります。これにより、ナチュラルな眉毛を作り出すことが可能となり、とても便利です。

一方で、毛量が減った眉毛にペンシルタイプのみを使用してしまうと、かえって眉の間隙間が目立ってしまい、ぺたっとした均一な色合いになってしまいがちなので、結果として眉だけが目立ってしまうことがあります。ペンシルタイプは、眉尻や眉山を足したいなど、ポイント使いするのがおすすめです。

【眉の描き方】眉山→眉尻→眉頭の順番に描くのがポイント
ここからは実際の眉毛の描き方についてステップごとにご紹介します。

【ステップ1】 眉山の位置を正しく見極める
まず最初に、眉山の位置を確定することが大切です。眉山は白目の真上、眉間にある眉頭よりも少し高い位置に設定します。白目の終わりを目安にしながら、眉山にパウダーで薄く点を描いてください。

【ステップ2】眉山から眉尻へブラシを動かす
次に、小鼻と目尻を結んだ延長線の上、眉頭よりもやや高めの位置に眉尻を決めたら、眉山から眉尻にかけて斜め下のラインをふんわりと描きます。

【ステップ3】眉中央の隙間をパウダーで埋める
眉中央から眉山にかけて足りない部分をパウダーで埋めていきます。このラインは眉の背骨の位置に相当します。

【ステップ4】眉中央から眉頭へ色を足す
最後に、眉中央から眉頭の方向へパウダーを含んだブラシを優しく動かして色を足します。眉の毛の生え方に逆らうように見えますが、パウダーは眉毛に含まれやすいので、その様子を見ながらブラシを動かすと、ナチュラルに仕上がります。

【ワンポイントアドバイス】眉頭は濃くなりすぎないように
眉頭の位置は、小鼻の脇から伸びる延長線上にあります。眉頭を過度に濃くすると、不自然な仕上がりになるため、パウダーをふんわりと薄く付けるようにします。さらに、眉頭の位置を目頭よりも少し内側に置くと、年々弱っていく目力が回復し、全体の印象が大きく変わります。

初めての位置決めは非常に重要なため、鏡を使って確認しながら進めてください。また、眉の描き始めは左右いずれかの、苦手な方から始めるとうまくいく可能性が高まります。

   

眉毛をかく女性の画像

 

下がってきた眉毛にアプローチ!目元活性化のつぼをプッシュしよう

目の周囲には豊富な毛細血管が存在しています。この部分の血流を一時的に止めてから解放すると、ポンプのように血液が豊富に流れ、代謝が活性化します。これにより、下がってきた眉毛にアプローチし、目元を活性化することが可能となります。

いきいきとした目元をつくるツボ押しマッサージ

1 目の上を押し上げる
左右の眉頭下のくぼみに親指を当てて、骨を持ち上げるようなイメージでゆっくりと押し上げます。3秒押し続けたらパッと離します。この動きを3〜5回繰り返しましょう。

2 筋肉を刺激する
眉を支える表情筋を刺激するには、眉の真下に左右の人差し指を向かい合わせるようにして置きます。その状態で眉全体をぐっと力強く押し上げます。この押し上げる動作を3秒キープし、その後すぐに指の力を抜きます。この動作を3回繰り返しましょう。

3 仕上げに
目の周囲を指先で軽くプッシュしながら円を描くようにマッサージします。これにより、血行が促進されます。特に、まぶたの上から目元にある骨のまわりを優しく押すと、心地よい刺激とスッキリとした感覚を感じられ、目元のリフレッシュに役立ちます。これらのパーツを押す場合は、上まぶたと下まぶたそれぞれ3か所ずつ、1か所につき3秒間押し続けるのが理想的です。最後に、こめかみをプッシュすると、より血流を促すことができるでしょう。

なお、眉毛が下がる一因と考えられている表情筋の衰えは、まぶたにも影響があるとも言われています。まぶたが重くなり、場合によってはまぶたの下垂で目に覆いかぶさることもあります。目の周囲に違和感を感じたら、表情筋エクササイズや目の周りのツボを押すなどのセルフケアを、保湿ケアの後に加えてみてください。

しかし、セルフケアを行う際には、摩擦による肌へのダメージを避けるために注意が必要です。肌の表面をこすらないように、一度位置を決めた指はその場所で動かさず、押し続けるようにしましょう。

おわりに

眉は顔の印象を大きく左右する重要なパーツです。年齢を重ねるにつれて眉のフォルムや濃さが変わってしまうことは避けられませんが、その変化を受け入れ、新たな描き方を学び取ることで、自分らしさを保ち続けることができます。自分自身の美しさを引き出すために、ぜひ新しい化粧品やマッサージなどにチャレンジしてみてくださいね。

2023.6.28

   

ミラーの画像

  <執筆者>
齊藤美幸 / ビューティーセラピスト&アドバイザー

千葉船橋のプライベートサロン「リフレクソロジー&アロマ シリウス」にてリフレクソロジーをはじめとするボディトリートメントやフェイシャルや耳つぼのセオリーを応用したオリジナルの施術を提供。カラダの内外双方からアプローチするメソッドで美容と健康の両立を目指すビューティケアを得意としている。

【所有資格】リフレクソロジスト、アロマセラピスト、耳つぼストーンセラピスト、薬膳・漢方検定、美肌検定
https://www.sirius-miyuki.com


>>前の記事へ>>【コラム】足の角質ケアは「保湿」が鍵!足裏やかかとに角質ができる原因と理由

[コラム一覧へ]