美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】春を心穏やかに過ごすには!? 今日から挑戦できる食事法をマスターしよう

「良い食事は肌を育てる」と言われているように、食事と肌の関係性はとても深いもの。今回の美容コラムでは、ゆらぎやすい時季に内側から肌を整えるアイディアをお伝えします。

サラダの画像

     

栄養バランスを考えた食事を意識する

肌を内側から整えるためには、摂るべき栄養素をしっかりと摂りましょう。特に、体のベースをつくり、肌自体を強くするたんぱく質を意識することが大切です。たんぱく質は皮膚や髪、爪、血液などをつくる成分で、肉や魚、豆類や乳製品などに多く含まれています。動物性と植物性のたんぱく質をバランスよく摂ることが理想です。

美肌をサポートする美肌作りの栄養素としても知られているビタミンAには抗酸化作用があり、肌や粘膜を正常に保つといわれています。にんじんやほうれん草などの色が濃い緑黄色野菜や、レバーに多く含まれています。脂に溶けやすい性質で、加熱してもビタミンが壊れにくい性質をもっています。一般的には緑黄色野菜を1日で約100グラムを摂ればビタミンAは足りると言われているので、十分か、あるいは摂り過ぎていないか確かめてみましょう。

また、ビタミンCは、抗酸化作用やコラーゲンの生成をサポートする栄養素です。いちごやブロッコリー、じゃがいも、ピーマンやパプリカなどに多く含まれていますが、多く摂りすぎると尿として体外に排泄されてしまいます。水に溶けやすい性質なので毎日こまめに摂取することが大事です。

     

腸内環境を整えることの大切さ

腸と肌の関係性はとても深く、お腹の調子が乱れるとその影響は肌にも表れます。腸内には約100兆個もの細菌が存在していて、そのうち、大腸のはたらきをサポートする善玉菌が約20%、有害物質を作る悪玉菌が約10%、この他に、どちらにもつかない日和見菌が約70%を占めています。この日和見菌を、善玉菌の味方につけることで腸内環境は整うとされています。

腸内環境を整えるには、善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことが大切です。水溶性・不溶性の食物繊維、乳酸菌製品や発酵食品などを多く摂り、悪玉菌のエサになるともいえる肉類や脂肪などを控えめに、バランスよく食べる事が大事です。肌をつくるたんぱく質のうち、特に動物性たんぱく質は腸内環境を乱すといわれています。したがって肉を食べる時には、緑黄色野菜や食物繊維、発酵食品などを一緒に摂ることをおすすめします。

   

お腹・腸内環境の画像

       

5ステップで完了!足をほぐしてストレスリリース

さまざまな場面でストレスを感じやすい春。特に足は、自身の体重を支えているのはもちろん、私たちがアクティブに活動するうえで欠かすことのできないパーツのひとつ。1日の終わりには酷使した足をセルフケアでたっぷり癒してあげて疲れをリセットしましょう。

【ステップ1】
手のひらで少々温めたクリームやオイルを手のひらになじませて、足裏やすね、ふくらはぎなど全体的に塗ります。この時、乾燥が気になるところは重点的に保湿しましょう。

【ステップ2】
いすに座り、片方の足を膝の上にのせます。足とは反対側の手の指と、膝に乗せた足の指とが握手をするように指と指を組みます。もう片方の手ですねを押さえて固定して、足首を左右にぐるぐる回します。

【ステップ3】
アキレス腱をほぐします。床に膝を立てて座り、足首からふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋)がポコっとふくらんでいる手前までをほぐします。右手の指腹を使ってアキレス腱を3~5秒ほどつまんでからパッと指を離します。これを、ふくらはぎの筋肉の膨らみの手前まで続けます。

【ステップ4】
アキレス腱からふくらはぎ、膝裏までを、左右の手の指を軽く曲げてふくらはぎ全体を包みこむようにして左右交互に膝裏までさすり上げます。クリームが足りないと感じたらさらにクリームを手に取り、老廃物をしっかり流しながら行ってみてくださいね。

【ステップ5】
床に座った状態で、足首を伸ばしたり直角に曲げたりすると、ふくらはぎの筋肉がのびたり縮んだりします。これだけでも十分なストレッチになります。椅子に長時間座っている時、仕事中に足の疲れや冷えを感じた時、足首を動かすだけでもめぐりが良くなりますので、ぜひ行ってみてください。

足首を柔軟にすることで、冷え性対策やむくみ予防によいとされています。また、ケガの予防にもつながります。また、アキレス腱をしっかりつまんでほぐすと、しぶとい足の疲れがとても楽になります。ふくらはぎをほぐしただけで効果を体感できなかった方に、ぜひおすすめしたいストレッチですので、ぜひ行ってみてくださいね。

   

脚のマッサージをする女性の画像

 

おわりに

冬から春へ季節が移り変わる頃は、昼間の明るい時間も少しずつ長くなり、前向きな気持ちになりますが、その反対にストレスを抱えやすく心の浮き沈みを感じやすい時季ともいえます。外側からのケアも大切ですが、内側からのケアも同時に行って、ゆらぎやすい季節を心穏やかに過ごしましょう。

2022.3.23

   

春チューリップの画像

  <執筆者>
齊藤美幸 / ビューティーセラピスト&アドバイザー

千葉船橋のプライベートサロン「リフレクソロジー&アロマ シリウス」にてリフレクソロジーをはじめとするボディトリートメントやフェイシャルや耳つぼのセオリーを応用したオリジナルの施術を提供。カラダの内外双方からアプローチするメソッドで美容と健康の両立を目指すビューティケアを得意としている。

【所有資格】リフレクソロジスト、アロマセラピスト、耳つぼストーンセラピスト、薬膳・漢方検定、美肌検定
https://www.sirius-miyuki.com


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