美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】眼精疲労と血流は目元ケアのキーポイント!

スマホが手放せない現代、空いた時間や手持ち無沙汰になった時に、スマホを手にとり画面を見つめていませんか?常に目を酷使している状態が続いているからか、眼精疲労に悩まされている人が増えているようです。実は、この眼精疲労、肩こりや頭痛だけでなく美容の面にも影響を及ぼしているのです。今回はこれらの関係性についてと、手軽にできる目元のセルフケアについてお伝えします。

女性の目元と花の画像

     

目元ケアの鍵を握るのは、眼精疲労を和らげること

スマホやタブレットを使う時間が長くなると、それだけ目を酷使しているということになります。

目のまわりの筋肉やピント調整を司る筋肉が緊張した状態が続くと、血液の巡りも滞りがちに。また、体のアクセルの役割をしている交感神経が優位になったままなので、休まるタイミングもなく、目の疲れがずっと残ったままになってしまいます。血流が滞った状態が続くので、それが目元に影響を及ぼしまうのです。

目元の血行をよくするためには、この緊張し続けている筋肉の疲労を和らげて、血流をよくすることが大切なのです。

     

目元ケアは、血流がすべて!

1.クマ対策
目の下の皮膚は最も薄く、毛細血管が集中しているのでくまが最も出やすい部位です。特に、青いクマができやすい方は、は血行不良で冷え体質の場合が多いので、まずは体を温めて血行を促進する工夫が必要です。

そのためには全身を動かすことを心がけましょう!運動をする時や、日常生活の中で体の動かし方を意識することで血流改善につながります。例えば、歩く時はいつもよりも少し歩幅を広げてテンポよく、家事などをこなすときにひとつひとつの動作を意識することで、血流改善の他にストレッチの効果も期待ができます。

2.目元のエイジング対策
目元がむくむ理由として考えられるのは、血液の循環の影響を受けているということです。さらに、エアコン空調の冷気が血液やリンパの循環を妨げて目元をむくませている可能性もあります。また、目元の弾力低下を引き起こす理由として、目元の筋肉の衰え、肌のハリや弾力に関する組織の減少が考えられます。

それ以外にも、目元をつい手で頻繁に触れることや、うつ伏せで寝る習慣、UVカット対策紫外線対策の不足、保湿ケアが充分に届いていない……など、原因はさまざまです。さらに、肌温度の上昇は、肌の弾力の低下にもつながってしまいます。肌温度が高くなると、肌の中のコラーゲン合成量が減少し、コラーゲンやエラスチンの弾力繊維が分解されるといわれています。

これらの予防策は、血液の循環をよくして老廃物を巡らせることと、しぐさやクセなどのちょっとした習慣を見直してみることです。日々のちょっとした事ですが、肌の変化を信じてコツコツと続けて見ましょう!

   

ピンク色の花の画像

       

毎日かんたんに続けられる!目元ケアのアイディア

1.目元を水分と有効成分でうるおす
弾力改善に有用性があるとされているのは、お肌の水分をキープするとされているヒアルロン酸成分。この成分が入った保湿クリームや美容液などを使ってしっかりと潤しましょう。

2.目の周りのめぐりを良くする
目元はマスクで覆われていないため、印象を決定づける重要なパーツともいえます。くまやむくみのない目元のためには、しっかり保湿すること。そして、血流とリンパ循環を促すケアまでを日々のルーティンに取り入れてみてください。

   

女性の目元の画像

       

目元のめぐりをよくするセルフケアのアイディア

目の周りのツボ押しをする時は、椅子に座り、テーブルに両肘をついた姿勢をとります。刺激を入れる指に頭をのせ、頭の重みを利用しながら指先または指腹で刺激を入れる、というイメージで行ってみてください。また、圧をかける時は、爪先が眼球に当たらないように気を付けて、イタ気持ちいいくらいの力加減で行ってみてくださいね。

【1】眉の上に人差し指、中指、薬指の3本の指先をのせて、指先でグ―ッと5秒押し込む

【2】両方の親指で眉下、目頭の骨のキワ部分に指先を当てて、グーっと5秒押し込む

【3】 押し込んだら、指を眉尻横に少しだけずらし、グーっと5秒押し込む

【4】 3の要領で、目尻下まで親指で5箇所ほど押し込む。押したらパッと離すのがポイント!

【5】人差し指、中指、薬指の3本の指で、目元の骨のきわ部分に指先を当て、グーッと5秒押し込む

【6】左右の中指、薬指の指腹でこめかみを刺激しながら5秒押し込む

【7】 そのまま指をこめかみから下方向に滑らせる。耳の横を通り、耳たぶの下まで下ろす

【8.】耳たぶの後ろあたりにある「耳下腺(じかせん)」から、首から鎖骨までプッシュ。首の太い血管のすぐ横をすべらせるようにして鎖骨まで流す

【9】最後は、中指、薬指で鎖骨の上下をはさみ、真ん中に向けて鎖骨のきわを流す

こちらは目元のケアだけでなく、顔やデコルテ辺りのめぐりも良くするので、フェイスラインや顔色アップにもアプローチできるのでおすすめです。

おわりに

顔の印象を決定づける目元ケア。目元は日々酷使するために、疲れや年齢が表れやすい部位だからこそ、日々のセルフケアが大切です。毎日のルーティンにプラスしてぜひコツコツと続けてみてくださいね!

2021.8.19

   

お風呂とカスミソウの画像

  <執筆者>
齊藤美幸 / ビューティーセラピスト&アドバイザー

千葉船橋のプライベートサロン「リフレクソロジー&アロマ シリウス」にてリフレクソロジーをはじめとするボディトリートメントやフェイシャルや耳つぼのセオリーを応用したオリジナルの施術を提供。カラダの内外双方からアプローチするメソッドで美容と健康の両立を目指すビューティケアを得意としている。

【所有資格】リフレクソロジスト、アロマセラピスト、耳つぼストーンセラピスト、薬膳・漢方検定、美肌検定
https://www.sirius-miyuki.com


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