美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】梅雨シーズン“あるある”お悩み解消!肌ストレスとその対処法について

6月に入りました。ジメジメ、ムシムシの季節がもうそこまで来ています。梅雨は湿気が常につきまとうので、肌や体にストレスがかかる時季ともいえます。今回は肌のコンディションメンテナンスをベースに、雨の季節をクリアに、ストレスフリーに過ごすためのアイディアをお伝えします。

アジサイの画像

     

肌がテカテカするときは「洗顔」を見直そう!

肌が脂っぽくなる時は、さまざまな要因が考えられます。例えば、洗顔のしすぎや潤い不足、ホルモンバランスの崩れや食生活の乱れなどがありますが、最初に日々の「洗顔」を見直してみましょう。

最近では寝ている間に分泌された皮脂を落としすぎないよう、朝はぬるま湯だけで洗う人も増えています。ですが、結論からお伝えすると、朝でも洗顔料や洗顔石けんは使った方がよいでしょう。その理由は、ぬるま湯だけでは空気に触れて酸化した皮脂が肌の上に残ってしまう場合があること、そしてそれらが肌にニキビや吹き出物、くすみなどの肌トラブルの原因にも繋がることが考えられるからです。

     

洗顔はTゾーンからスタート!

洗顔をはじめる前に、意外と忘れがちなのが手の洗浄。まず、手を洗って雑菌などを落とし、清潔な状態にしてから洗顔石けんを手に取りましょう。

ぬるま湯で顔を軽くぬらし、その次に泡だてネットを使用して洗顔石けんを泡立てます。泡の量が少ないと肌摩擦の原因になるので、洗顔ネットを使ってホイップのようなもこもこの泡を作ってください。
泡が完成したら頬からではなく、まずはおでこに泡をのせ、鼻先にかけてのTゾーンに泡をすべらせ、円を描くようにやさしく汚れを落とします。次に、Tゾーンからの流れで、両頬からあごにかけてのUゾーンへ向かって泡をのばし、肌の上で同様にコロコロと転がしてみましょう。泡に「クッション」の役割を持たせながら洗うことをおすすめします。

たくさんの泡を肌に長時間のせ続けるのは、肌にとって大きな負担になる場合があるので、全体的に泡がいきわたったと感じたら手早くすすぎましょう。お湯は、人肌程度かそれよりも低い温度のぬるま湯で丁寧に洗い流します。この時も肌をこすらないように気を付けてくださいね。

   

洗顔せっけん泡立ての画像

       

洗顔石けんは、「成分」で選ぶ

肌に優しい洗顔石けんかどうかを判断する際にチェックしたいのは、「石けん成分(脂肪酸ナトリウム)」が含まれているか。含まれているものは、肌質によっては乾きにつながる場合もあるので、もし乾燥肌の方はひとつの目安としてみましょう。また、「半透明タイプ」の石けんは、石けん成分ではなく他の脂肪酸を使っているため、皮脂をとりすぎることがなく、肌への負担が少ないといえます。肌に合うかどうか、成分を見ながら実際に試してみるのもおすすめです。また、美容成分や保湿成分が入っている石けんであれば、乾燥対策としてもより安心です。

     

洗顔後は、保湿をしっかりと

顔全体に化粧水や美容液などをつけたら、そのまま首へ。ネックケアも同時に行いましょう。その際、耳の下から首の横の太い血管のすぐ隣のリンパの流れを意識して、鎖骨まで流してあげることで、フェイスラインや首元をすっきり整えることができます。毎日の洗顔を丁寧に心がけることで、肌も変わっていくでしょう。摩擦が起きないように、化粧水などをたっぷり手にとって行ってみてくださいね。

   

せっけんの画像

       

肌がごわごわする原因は、乾燥と肌代謝の滞り

肌のごわつきの原因は、ターンオーバーや潤い不足による乾燥とされています。特にこの時期気を付けたいのが紫外線です。紫外線を浴びると肌の水分量が低下し、それを補い守るために皮脂が過剰に分泌されます。また、紫外線は脂質を酸化させて過酸化脂質というものに変えてしまいます。

紫外線は天気に関係なく、毎日地表に降り注いでいます。薄曇りの日も晴れの日とほぼほぼ同量の紫外線量が届いているので、常に紫外線対策を心がけましょう。

     

肌代謝を整えるには、ピーリング

これから迎える夏のシーズンに向けて、今の時季は角層(角質層)が外的刺激から肌を守るために、自然に厚くなりつつある段階なのですが、雨の季節はまだその準備が整っていません。この季節に降り注ぐ紫外線の影響を受け、湿気や肌が不安定になりやすい頃だからこそ、肌のコンディションが不安定になりやすいのは想像できると思います。つまり、この時期はいつも以上に丁寧なスキンケアが必要といえるでしょう。

もし肌のごわつきが気になる時は、表皮の新陳代謝であるターンオーバーが滞っている状態ですので、ピーリングやスクラブでの角質ケアを取り入れてみてください。肌に刺激を与えないような優しい成分が配合されたものを使うのをおすすめします。ピーリングかスクラブかの選択は、個々の肌質によっても異なるので、まずは自分にとって使いやすい方を選び、その後の保湿を入念に行うという考え方でも良いでしょう。

洗顔後にピーリングをする場合は、顔と手の水分を良く拭き取ってから、顔にピーリング剤をのせます。肌をこする時力が入りすぎないように、気を付けてくださいね。肌のごわつきをオフした後は、保湿力が抜群のゲルクリームなどを使ったパックがおすすめです。ゲルクリームを顔に塗ったら、その上に、水で濡らして固く絞った不織布製のフェイシャルシートをのせます。さらに、ラップを顔にのせてしばらくおくと、しっかりと肌を潤してくれます。ラップをのせる時は、鼻や口をふさいでしまわないように、その部分を避けてラップを複数枚カットして使うとよいでしょう。

おわりに

この時期の湿気は肌や体、心にも影響を与えるもの。その影響が顕著に現れるのが肌ともいえます。ストレスを感じた時は外側からのケアで対処するのはもちろんですが、ストレスを溜めないようにゆっくり休むことも大事です。体のバランスを整えながら、この不安定な時季を乗り越えていきましょう。

2021.6.9

   

リラックスの画像

  <執筆者>
齊藤美幸 / ビューティーセラピスト&アドバイザー

千葉船橋のプライベートサロン「リフレクソロジー&アロマ シリウス」にてリフレクソロジーをはじめとするボディトリートメントやフェイシャルや耳つぼのセオリーを応用したオリジナルの施術を提供。カラダの内外双方からアプローチするメソッドで美容と健康の両立を目指すビューティケアを得意としている。

【所有資格】リフレクソロジスト、アロマセラピスト、耳つぼストーンセラピスト、薬膳・漢方検定、美肌検定
https://www.sirius-miyuki.com


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