美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】ウィズマスク時代の紫外線対策!UVケアとマスク内環境を整えるアイディア

外出する時や電車の中、職場など、人が集まるところではマスクが必要となる暮らしが始まって1年が過ぎました。「出先や人前でマスクを外す機会が減ったから」という理由で、メイクやUVケアをおろそかにしていませんか。だけど、マスクをしている時こそ紫外線ケアをしないと、顔にうっすらとマスクの日焼け跡が残ってしまう可能性もありますし、他の肌トラブルの原因の引き金になりかねません。今回は絶対に避けたい「マスク日焼け」から肌を守るコツについてお伝えします。

日差しを浴びるチューリップの画像

     

マスクで紫外線は防げない!?

マスク必須の生活に慣れてきて、日々の肌のお手入れを簡単に済ませていたら要注意。「マスクで顔半分は隠れている」と、見える部分だけメイクや日焼け止めを塗っていると、マスク焼けの原因となってしまいます。なぜなら、一般的な不織布マスクや布マスクは紫外線を通すといわれています。また、紫外線A波(UV-A)は雲や窓ガラスを通り抜けて地表まで届きます。したがって、マスクの中も日焼けする可能性が十分にあるので、UVケアが必要なのです。

     

「紫外線カット機能付き」マスク着用の落とし穴

最近よく見かけるようになってきた「紫外線カット機能付き」のマスク。けれどもこのアイテムだけで完璧な紫外線対策を目指すのは難しいといえるでしょう。もちろん、マスクで覆われている口元は紫外線ブロックの効果が期待できますが、ゴム紐が当たる「頬」の周辺はマスクで覆われていないために、UVケアをしていないと日焼けする可能性があります。マスクの機能に頼りすぎず、他の人から見える素肌の部分にもUVケアを施すようにしましょう。

   

紫外線を浴びるマスクの画像

       

マスク日焼けを防ぐ塗りかた2つのポイント

日焼け止めやUVカット機能付きの化粧下地を塗る際に気を付けたいポイントは2つ。日焼け止めを額、両頬、鼻、あごの「5点」に置いて塗り広げましょう。そして次に大切なのが顔全体にしっかりと丁寧に塗ることです。こうすると塗り忘れやムラがなくなるのでおすすめです。

特に、両頬はマスクの端や耳にかけるゴム紐が直接当たる場所で、マスクの着脱時に日焼け止めやファンデーションが落ちやすいので、メイク直しの際はこの部分を中心に直しましょう。また、アイテムを選ぶ際に意識したいのは、塗りやすさと、敏感肌な方にも使えるマイルドな処方のもの。付け心地にストレスを感じないものが、肌への負担を減らす事ができます。

   

メイクアップ、メイク直しの画像

       

気になるマスクの「蒸れ」その対処法


1.マスクをこまめに新品と交換する

新型コロナウィルスが感染拡大し始めた昨年は、マスクの入手が本当に困難でした。衛生面を考慮すると1日に1枚は交換しなくては清潔を保てない状況でしたが、皆さん工夫をされていたのではないでしょうか。
今はマスクも適正な価格で販売されているので、昨年よりは衛生面を整えやすい環境になっています。少しでも不快に感じたら、マスクをこまめに交換するとストレスなく過ごせます。特に、汗をかいたと感じた時にすぐに取り換えると、ニオイを抑えて清潔さをキープできるのでおすすめです。

2.マスクスプレーを使用する

マスクの不快感をリセットできるマスクスプレーを、バッグの中にスタンバイしておくとすぐに使えて便利です。化粧水としても使えるような優しい成分でできたマスクスプレーを選べば、マスクの内側にスプレーしても刺激はほとんど気になりませんし、肌への負担も抑えられます。また、マスク内の乾燥で肌がカサカサしているなと感じた時も、肌に直接シュッとひと吹きできるものでしたら保湿もできます。スプレー1本でマスクと顔と両方のケアができるアイテムであれば、安心して使えるのでおすすめです。

3.デンタル&口腔ケア

マスク着用中に自分の口臭が気になることはありませんか。虫歯やダイエット、ホルモンバランスの崩れなど、さまざまな影響を受けると、口の中の環境が崩れることもあるため、口腔内のチェックも大切です。例えば、ニオイの強い食事を控えたり、食後に歯を磨いたり、マウスウォッシュで口の中を清潔に保つことがよいとされています。また、ジャスミン茶や緑茶などのカテキンを含むお茶や、ペパーミントのハーブティーでうがいをすると、口の中がスッキリするのでおすすめです。

おわりに

マスクとの暮らしがしばらくは余儀なくされるでしょう。そのような状況下でも、これからの季節最も気になる紫外線から肌を守るために、マスク着用のストレスを少しでも減らすようにしてみましょう。

2021.4.14

   

植物に水をあげる画像

  <執筆者>
齊藤美幸 / ビューティーセラピスト&アドバイザー

千葉船橋のプライベートサロン「リフレクソロジー&アロマ シリウス」にてリフレクソロジーをはじめとするボディトリートメントやフェイシャルや耳つぼのセオリーを応用したオリジナルの施術を提供。カラダの内外双方からアプローチするメソッドで美容と健康の両立を目指すビューティケアを得意としている。

【所有資格】リフレクソロジスト、アロマセラピスト、耳つぼストーンセラピスト、薬膳・漢方検定、美肌検定
https://www.sirius-miyuki.com


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