美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】ほうれい線と睡眠不足の関係とは!?生活習慣の中で気をつけるべきこと

マスクの下に隠れているほうれい線。前回の記事では表情筋のトレーニングや、肌に栄養分を与えるケア方法をお伝えしました。ところが、ほうれい線にアプローチする方法は他にもいろいろとあるようです。今回の記事ではほうれい線ケアに関する“意外と知らなかった”情報をご紹介します。

睡眠をとる女性女性の画像

     

1.紫外線対策を丁寧に

紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類があり、オゾン層で吸収されるUV-Cと、地上に届いて肌に影響を与えるUV-A、UV-Bに分けられます。紫外線とほうれい線は一見関連性がないようにも見えますが、実は紫外線A波(UV-A)は肌の深い部分(真皮層)に届いてしまうと、肌の弾力を維持しているコラーゲンが変性・劣化し弾力が失われるといわれています。その結果、肌にたるみがあらわれたり、シワが刻まれたりしてしまうのです。ほうれい線をなくして理想の肌状態をキープするためには、まずは日々の紫外線対策をしっかりと行うことが必須です。

     

美白化粧品を選ぶ時は有効成分に注目!

晴れた日も曇りの日も変わらずに地上に降り注ぐ紫外線は、ほうれい線だけでなく、シミなど他の肌トラブルを引き起こしやすいもの。紫外線から肌を守るために、有効成分が含まれた美白化粧品を選ぶことが最も重要です。例えば、「トラネキサム酸」は肌の炎症を抑えメラニンの生成を抑制し、シミに働きかけてくれます。植物由来の「アルブチン」はメラニン色素に作用するチロシナーゼ抑制作用があるといわれています。価格やパッケージの好みで選ぶだけでなく、これからはメーカーのこだわりや使用されている「成分」に注目して選ぶことも選択肢のひとつに入れてみてくださいね。

   

日差しがまぶしい女性の画像

       

2.睡眠不足を解消する

肌をみずみずしく保つためには、新陳代謝が活発であることが大前提です。通常、肌は28日ほどの周期でターンオーバーを繰り返して肌が生まれ変わります。睡眠不足は、ターンオーバーのサイクルを乱すことが分かったのです。ターンオーバーのサイクルが乱れると、角質層の水分保持機能が低下し、肌の水分が蒸発しやすくなり、肌の潤いをキープできなくなってしまいます。

気候や急激な気温の変化や置かれている環境の変化から、ストレス抱える人が増えているようです。特に今はコロナ禍でもあるために、余計にストレスを感じている方も多いでしょう。 ストレスは自律神経のバランスを崩し、交感神経を優位にさせます。自律神経の乱れを改善するには、生活リズムを見直す必要性があります。

睡眠不足を解消するためには、スムーズな入眠を目指すこと。例えば、38~40℃程の比較的ぬるめのお湯に浸かり、就寝時間の2時間前までに入浴を済ませることを少しだけ意識してみるのはいかがでしょう。また、入浴後はリビングの照明を暗くしたり、好きなアロマの香りを焚いたり、おうちエステ時間を楽しむというような自宅でリラックスできる環境を整えてみるのもおすすめですよ。 また、寝る直前のパソコン画面やスマホなどの光は眠りを妨げるといいます。「覚醒・刺激の光」をできるだけ控えるなどして、スムーズに眠れるようにゆったり過ごすことを心がけてみてください。

   

お風呂に入る女性の画像

       

3.毎日摂りたい栄養素「たんぱく質」

世の中にはダイエットや健康のための食事法などのさまざまな情報が溢れています。でもその中には極端に偏ったものや、「○○は食べてもいい」「○○を食べたらダメ」というように混乱を招くような情報も。大事なことは「栄養バランスが整った食事をすること」なのだと感じます。お腹いっぱい食べた後に甘いものやおやつが食べたくなるのは食事で得られなかった栄養素を脳が欲し、補おうとしているからだといわれているので、肌のためにはバランスを考えた食事を意識することも大事です。

特に、たんぱく質は肌のハリを支えるコラーゲンの材料になるので、肉や魚を毎日100グラムほど目安にバランスよく摂るとよいでしょう。カロリーが気になるようでしたら、鶏ささみや白身魚などの脂身の少ない部位を選んだり、最初から脂身を取り除くことや、調理時の油を控えめにしたりするなどの工夫もできます。

植物性たんぱく質でもある豆類は、比較的低カロリーでお財布にもやさしく毎日続けられそうですね。ただ、植物性たんぱく質だけを食べ続けても栄養分の摂取率が低いようですので、肉や魚、乳製品や豆類は、一日の食事の「全体」でバランスをみながら摂ることをおすすめします。

おわりに

ほうれい線のケアは外側からのアプローチだけでなく、内側からの心がけもとても大切です。そしてほうれい線だけでなく全てのことに言えるのですが、お手入れは一日にしてならず。日々の積み重ねが実を結ぶように、前回の記事でご紹介した内容と合わせて、できることをできるタイミングで行なってみましょう。マスクを外した時にドキッ!としないように日々のケアを続けていきましょうね。

2021.3.10

   

サラダの画像

  <執筆者>
齊藤美幸 / ビューティーセラピスト&アドバイザー

千葉船橋のプライベートサロン「リフレクソロジー&アロマ シリウス」にてリフレクソロジーをはじめとするボディトリートメントやフェイシャルや耳つぼのセオリーを応用したオリジナルの施術を提供。カラダの内外双方からアプローチするメソッドで美容と健康の両立を目指すビューティケアを得意としている。

【所有資格】リフレクソロジスト、アロマセラピスト、耳つぼストーンセラピスト、薬膳・漢方検定、美肌検定
https://www.sirius-miyuki.com


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