美容コラム -キレイな素肌になるためのヒント-

【コラム】夏本番を迎える前に!カラダとココロを整える入浴法

今年もいよいよ梅雨のシーズンが到来。蒸し暑さ軽減のための涼しいエアコン、そして屋外では体にまとわりつく空気……実はこの温度差、体に大きなストレスを与えてしまいます。そこで今回は、気持ちよい汗をかいてカラダの調子やストレスをリセットする入浴法をご紹介します。本格的な夏が始まる前にカラダとココロを整えましょう!

水に浮かぶ植物の画像

     

「温冷交代浴」とは?

「温冷交代浴」とは、体を温めるのと冷やすのを交互に行う入浴方法です。これは、温水につかると副交感神経が刺激されて血管が拡張する一方で、体が冷水にふれると、交感神経が刺激され、血管が収縮するという体の機能を応用したもので、最近若い女性の間でも流行しているサウナのような、全身のめぐりがよくなることで体が温まる「温熱作用」が期待できます。

また、温冷交代浴を行うと血管がポンプのようになり、血流が改善するといわれています。血液のめぐりが良くなり汗をかくことで、疲労物質や炎症物質などが血液で運び出され、その結果、疲労回復効果が期待できます。

その方法はとても簡単。40℃ほどの湯船に3~4分間肩までつかった後、30℃前後のぬるま湯を手や足の先から30秒ほどかける、というサイクルを3回ほど繰り返しましょう。サウナに入るために遠出しなくても、自宅のお風呂で温冷交代浴ができるというのは嬉しいもの。最後は体を温めるためにも、お湯に浸かるようにしましょう。

 

お風呂の画像

    

重曹&クエン酸でできる手作り炭酸入浴剤

近頃では重曹やクエン酸を使った掃除法が浸透してきました。これは、重曹(アルカリ性)とクエン酸(酸性)の性質を利用したもの。これらを合わせて水を加えることで、中和の反応が起こり、シュワシュワと勢いのある泡がたちます。泡の正体は二酸化炭素で、炭酸水が泡立つのと同じ原理です。カラフルでかわいらしい市販品のバスボムも、重曹とクエン酸、これにコーンスターチや香料、着色料などを合わせて作られているようです。

炭酸ガスが溶け込んだお湯につかることで、冷房などの冷えで滞った抹消血管が促進され、短時間で体を温めることができます。また、炭酸ガスは温度が低いほど水に溶けやすくなるので、ぬるめのお湯でも大丈夫。入浴時間も短くて済むので、乾燥に悩んでいる方にとっては肌を守れるうれしい入浴法なのです。

分量はお湯の量にもよりますが、160~180リットルのお湯に対して、重曹30gとクエン酸15gを入れます。ポイントは、重曹とクエン酸のバランスが2:1になるようにすること。毎日炭酸入浴を楽しみたい気持ちはよく分かりますが、重曹には皮脂を落とす作用があるため、肌の様子を見る必要があります。週に1~2回程度がベストな回数といえるでしょう。また、風呂釜の故障の原因にもなるので、お風呂の追い焚き機能は使用しないように気をつけてくださいね。

このほかにも、セラミドやグリセリンのような保湿成分の入った入浴剤をチョイスするのもひとつのアイディアですが、忘れてはならないのが入浴後の乾燥対策。入浴後にボディクリームや全身に使えるゲルクリームを、乾燥が気になるところに塗りましょう。また、鎖骨、鼠径部(太ももの付け根あたり)、膝周りや膝裏、くるぶし、足の甲はリンパと関わっている部位のため、これらを意識しながらマッサージすることでむくみケアにもつながります。

   

ぬるめのお湯でリラックス効果もアップ

前回の記事では、汗腺を鍛えるために熱めのお湯を使った部分浴をお伝えしました。その一方で、今回ぬるめのお湯をおすすめする理由のひとつは、「副交感神経を優位にするため」です。 特に、年齢を重ねた女性にとっての悩みの種でもある更年期や季節と関係のない汗、つまりホットフラッシュは自律神経バランスの乱れが原因のひとつと言われています。また、“外で汗をどっとかいてしまうかも”という不安や緊張も影響するといわれています。したがって、交感神経の働きを沈め、副交感神経の機能を促すためにも、ぬるめのお湯につかってリラックスすることが重要です。

グリーンリーフの画像

コチコチかかとも保湿ケアで抜かりなく

夏になると人目に触れる機会が増えるかかと。加齢や活性酸素が原因で、肌のターンオーバーが正常に働かなくなると、角質細胞が溜まり厚さが増し、硬くなるといわれています。また、かかとには体重の圧力などの刺激から守るために角質がつきやすくなったり、足裏には皮脂腺がないため乾燥しやすかったりと、1年を通してケアが必要といえるパーツです。

できてしまった角質は、軽石や角質ファイルなどで削る方法もありますが、必要な皮膚まで削りすぎてしまい、さらに厚い角質を作ってしまうことにもつながります。したがってターンオーバーを促すための、日々の“保湿”に重きを置くことが大事。刺激の少ないピーリング剤や、自分に合う角質ケアアイテムを使ってみましょう。

ピーリングゲルを使う場合は、かかとを清潔にした後、しっかりと水分を拭きとってからゲルを手にとり、丁寧に塗ってしばらく待ちます。一度に全部を取り切ろうとするのではなく“少しずつ”が肝。ポロポロ取れてきたら丁寧に洗い流して保湿を。余分な角質をため込みすぎないように、定期的なケアを続けてつるつるのかかとを目指しましょう。

おわりに

街中には汗の悩みを解消するためのアイテムがあふれています。これらに頼るのも決して悪くはありませんが、まずは自分で気持ちのいい汗をかける体質を作るということにフォーカスしてみましょう。悩みの根本的な解決となるのはもちろん、きっと体質改善にもつながるはずです。健康的な汗がかける体を目指して、コツコツケアを続けてみてくださいね。

2020.6.24

      

女性の画像

<執筆者>
齊藤美幸 / ビューティーセラピスト&アドバイザー

千葉船橋のプライベートサロン「リフレクソロジー&アロマ シリウス」にてリフレクソロジーをはじめとするボディトリートメントやフェイシャルや耳つぼのセオリーを応用したオリジナルの施術を提供。カラダの内外双方からアプローチするメソッドで美容と健康の両立を目指すビューティケアを得意としている。

【所有資格】リフレクソロジスト、アロマセラピスト、耳つぼストーンセラピスト、薬膳・漢方検定、美肌検定
https://www.sirius-miyuki.com


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