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【コラム】春は「目」に注目!素敵な目元をキープするためのコツ

先日、「立春」を迎えて、暦の上では春がスタートしました。今年の冬は暖かく、比較的過ごしやすい日が多いですが、寒い時季はもう少しだけ続きそうなので、体調の管理には気をつけたいところですね。ところで、春は東洋医学において「肝(自律神経/代謝/解毒)」と深い関係にあるといわれています。そしてその「肝」のコンディションは「目」を通じて現れるとされているのですが、一体そのように言われる理由はなぜなのでしょうか。この時季気をつけるべきこと、そして効果的なアイケアの方法について、今回はご紹介します。

春の植物の画像

     

春は「目」をいたわるシーズン、その理由とは?

近頃メディアでも何かと話題になっている「東洋医学」。中国、そして日本に伝わるこの考え方について、少しだけ解説をします。

みなさんも「五臓六腑」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これは「五臓」(「肝」「心」「脾」「肺」「腎」)と「六腑」(「胃」「小腸」「大腸」「膀胱」「胆」「三焦」)と分けて考えられています。

これらは西洋医学の臓器と同じ名前がついているので少し難解ではありますが、実は東洋医学の考え方では臓器そのものではなく、他の組織器官の働きを含めた、広い範囲の機能を示しています。例えば、「肝」なら肝臓の機能だけでなく、自律神経や代謝、解毒などの機能を含む働きをしているということなのです。

さらに、自然界に存在するすべてのものは、5つの要素から成り立っていると考えられます。体の器官や食べ物、季節、方位など、さまざまなものが「五行説」という考えのもとに分類されているのです。その説によると、「春」は「目」というパーツと繋がっており、「肝(自律神経や代謝、解毒)」の状態が「目」を通して現れると、古くから言い伝えられています。

それでなくとも現代では、花粉やPM2.5、そして乾燥など目元にとっても厄介な季節。もし、目に疲れが溜まっている、あるいは自律神経や代謝などの働きなどに違和感を感じたら、目もとのケアを意識してみることが体のサポートに繋がるかもしれないのです。

 

目元・フェイスケアの画像

たった30秒!手軽に実践できる目元ケア

さて、ここからは毎日のスキンケアと併せて実践できる目元ケアについてご紹介します。

1.つぼプッシュでリフレッシュ!

目の周りにある4か所のつぼを押して、目の症状を和らげてみましょう。つぼは骨のキワにあることが多いとされています。探すときは眉毛周辺から徐々に指を動かし、骨のキワをたどってみましょう。押すべき4つのつぼは以下の通りです。

【1】 眉頭:攅竹(さんちく)
【2】 黒目の真上:魚腰(ぎょよう)
【3】 眉尻:糸竹空(しちくくう)
【4】 黒目の真下:承泣(しょうきゅう)


押し方はとても簡単です。目の周りにある4か所のつぼを、骨のキワに沿って“少しだけ痛くて気持ちいい”くらいの強さでグッと押し上げていきます。
なお、【1】番と【2】番にあたる目頭と黒目の真上は親指でプッシュを、【3】番と【4】番の目尻と黒目の真下は人差し指か中指を使うと押しやすいのでおすすめです。

そのまま指だけで押してもいいのですが、特に目頭と黒目の真上については、イスに座った体勢だと簡単に力をいれられます。テーブルや机に両肘をのせた状態で、親指を使って目の周りのツボを押すと、頭の重たさも加わり、手にそれほど力を入れなくても気持ちいい力加減で押せますよ。仕事中やパソコン作業で目に疲労感を感じたとき、乾燥などで痛みを感じたときにぜひ実践してみてください。一方で、目尻や黒目の真下のつぼについては、それぞれ押しやすい体勢で触れてみてくださいね。

また、目と繋がりがなさそうな「耳」であっても、目元へのアプローチができます。耳たぶの真ん中、つまりちょうどピアスホールを開ける位置は、「目」にあたるつぼ。ここを人差し指と親指でつまむように指先で一点を刺激してみましょう。メイクアップを崩すことなく、簡単に目元へ刺激を送ることができます。

なお、つぼを押し続ける時間は短めがおすすめ。つぼを捉えてから3秒から5秒ほど押し続けて、パッと手を離す。この「1セット」を、一度で3セットから5セットくらい繰り返してみてください。痛みを感じやすい場合があるので、最初は力の加減をしながら押してみましょう。続けるごとに、疲れ目などの症状の他に、目尻がきゅっと上がる、目がぱっちり開く、視界がクリアになるというような変化が表れやすいといわれています。これらの感じ方にはもちろん個人差がありますが、手軽な方法なのでぜひ取り入れてみてくださいね。

     

女性の画像

2.温めて目元の疲れをリリース

これまでご紹介してきた方法は、日焼け止めやファンデーション、マスカラなどを塗っている日中でも簡単に取り入られるメソッドでした。でも季節は目元に負担の現れやすい春。もう少しスペシャルなケアを取り入れたいと感じたら入浴後のスキンケアを見直してみましょう。

用意するのは蒸しタオルと、ジェルや美白クリーム、美容液などのテクスチャーの柔らかいスキンケアアイテムのみ。目の下にそれらをなじませた後、温かくて気持ちがいいと感じる温度の蒸しタオルを3分ほどのせてみましょう。目元の血行促進や、化粧品の美容成分の浸透が期待できます。蒸しタオルで筋肉のほぐれや目元の開放感を感じたら、先ほどご紹介した4点のツボを軽くプッシュしてみましょう。

なお、目元の皮膚は0.6mmと、他の皮膚の4分の1の薄さで刺激に対してすごく敏感です。色素沈着などを防ぐためにも、桃の皮を扱うときをイメージして優しく指を当てることが大切。したがって日中つぼケアのときはもちろん、つぼを押すのみに留めるのがベスト。夜にたっぷりジェルを塗った状態であれば指を軽くすべらせてみましょう。このとき、アイホール(眼球の上)は決して押さないようにしましょう。指を動かす手順は次の通りです。

【ステップ1】
まず中指を目頭から目の真下へ、最後に目尻に5秒以上かけてゆっくりと指を動かす

【ステップ2】
次に中指を目頭に置いたら瞳の真上(眉毛の中央)、最後に目尻の順に、同じようにゆっくりと指を動かす

スマートフォンやパソコンを使うのが当たり前の現代では、目の疲れは日常茶飯事。目に表れる症状を和らげるためのひとつの方法として、ぜひお試しくださいね。

           

リラックスするハーブティーの画像

Text : Miyuki SAITO 2020.2.12

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